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2009年 09月 08日 ( 1 )
ザツ
 昔、マンガを描いていた頃があるが(いまだに仕事でイラストを描いているが)、仕上がったマンガを見て、我ながら「下手だなあ」と思うことがよくある。つまり、仕事が雑なのである。
 デザインの仕事はMacを使ってやるので、そういう手仕事的な雑な部分はなくなったが、例えば文字をコピーして打ち直すという繰り返しの作業なんかで、コピーしたまま打ち直さないでおいたり、テキストを自分で校正せずに初校に出したり。今やっている仕事も、どこかの印刷屋のデザイナーさんが作ったような昨年のパンフレットをベースに、今年の内容に差し替えつつ作っていくのだが、ろくに考える時間もとらずさっさと作業に入って、行き当たりばったりに細かい装飾的な部分を変えたりしながら作り上げてしまう。基本的なガイドラインもコンセプトもなく、経験に裏付けられた勘頼みで何となく全体的にまとめてしまう。もっとも、毎年同じようなパンフレットを作っているのだからコンセプトもインセクトもないんだけどね。それで出来上がったものを見て「雑な仕事をしたなあ」と思い、「まあ、時間もなかったし、しょうがないか」と自分で自分を納得させてしまう。
 それでも、地図を作り直したり、内容の配置を換えてよりわかりやすくしたり、見やすくするためのアイデアをいくつも入れ込んでいくと、お客さんには「去年のパンフよりいい!!」とお褒めの言葉をいただく。去年のデザインの悪いところを直しながら作っていったんだから、当たり前っていえば当たり前なんだが。

 そんな雑な性分が、油絵にも表れていると思う。最近はエスキースもせずに描きだして、なんとかそれなりにまとめてしまう。それ以前に、絵のために使う時間が極めて少ない。自分は絵で何を表現しようかと悩み、構成を練り、スケッチを繰り返したりしていたら、1年に大作1枚も描けないんじゃないかな。アイデア勝負みたいなところもあるな。仕上がった絵からはわからないかもしれないが、制作過程は雑だな。「まあ、時間もなかったし、しょうがないか」と。
 1日が48時間だったらいいのに。
 でも、48時間あっても、結局有意義に使ったりしないんだろうな。
 ただ、寿命が半分になるだけだったりして。
by hiroafukasawa | 2009-09-08 22:08 | 制作 | Comments(0)