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生物は遺伝子の器3
 男なんざ100人集まっても1000人集まっても、赤ん坊一人生むこともできない。

 だけど、「種」の数ならマンボウに負けてはいない(マンボウは卵だけど・・・)。一日に二度、三度と種まきができるのだから、結構すごい。だから、遺伝子を残すための男の戦略は、できるだけたくさんの「畑」に種をまく、となる。
 ただ、実がならないことには話にならないので、できるだけ条件のいい畑を探す。何度となく収穫をしてやせた畑では、よい収穫は期待できない。できるだけ誰も手をつけていない、よりリスクの少ない畑を選びつつ、まいていくわけだ。疲れた畑かどうかは腰のくびれでわかる。腰のくびれに男がそそられる理由だ。
 そうやって、いい畑を見つけては手当たり次第に種をまく戦略が単純に許されるかというとそうはならない。それが許されたら、強姦が合法になってしまう。女には女の戦略があって、男の戦略を簡単には許してくれない。たとえ原始時代であったとしても、女の方はそんな戦略に乗っかってはくれないだろう。女の、子供を産むリスクは男の比じゃないからだ。
 「そうやってあちこち種をまくのはいいけれど、芽が出た後にちゃんと育てられるわけ?」と責任を突きつけられた男は、自分の“甲斐性”の許容範囲内で遺伝子を伝えていかなければならなくなる。一夫多妻の社会を実際に見聞きした訳じゃないけれど、それだけの数の奥さんとその奥さんが産むであろう子供全てを養っていける男のみが複数の奥さんと暮らすことができるということだろう。その甲斐性がない男は、とりあえず奥さんは一人にしておけと。

 かくして男は奥さんに遠慮して「よその畑への種まき」を控えなければならなくなったのだが、実際に種まきができなくなったわけじゃないので、常にくすぶっているわけだ。
by hiroafukasawa | 2009-03-11 23:20 | 雑記帳 | Comments(0)
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