町村合併でなくなってしまったが、かつて、山梨県には北巨摩郡という地域があった。盆地の北の方なので峡北地方とも呼ばれている。そこにゆかりのある作家たちの団体展。5月9日まで、県立美術館県民ギャラリーA・B室で開催中。
ふるさとの山々を描いた風景画が多いが、平面的に描かれたバルールのカチッと決まっている作品はやはりいい。 C室では現代美術の女性作家が個展をしていた。同じように色を塗った大きなパネル20枚ほどを壁に立てかけ、横に並べて壁の横幅いっぱいの大作として展示していた。会場の照明を落として、床からライトで照らし、雰囲気を作っていた。でも、なぜ壁に立てかけなければならないのか、なぜ下からライトで照らさなければいけないのか、ちょっとわからない。 作品になにかしらのコンセプトがあったとしても、効果がなくて見る側に伝わらないと「ただの思いつきかなぁ」で済まされてしまうことがある。 デザインなら「正確に伝えてナンボ」だが、美術作品は「説明しすぎると味がなくなる」といわれる。でもうっかりすると独りよがりに陥る。そこがむずかしい。
by hiroafukasawa
| 2008-05-06 16:42
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