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ソメイヨシノとコピー
 昨日までの雨で、甲府盆地の桜もあらかた散ってしまった。
 桜といえばソメイヨシノだが、最近、ソメイヨシノの寿命がいろいろなところで話題になっているようだ。ソメイヨシノは接ぎ木でしか増やすことができず、ゆえに寿命が60〜70年、長くても100年しかないそうだ。エドヒガンの古木に樹齢千年なんてものがあるのに比べて、極めて短命だ。
 ソメイヨシノは、最初は一本の木で、その枝を使って接ぎ木で増やしていったわけだから、日本全国のソメイヨシノは全て同じ遺伝子を持つクローン(コピー)だという。同じ場所に植えられたソメイヨシノが同時に花を咲かせるのも、個体差がないからだそうだ。それがこの木の魅力でもある。
 著作権の話の中で、昔はコピーを繰り返せば劣化していったが、デジタルだとオリジナルと全く同じものがコピーされると書いたが、そういう意味では、ソメイヨシノのコピーはデジタルに近いといえる。ソメイヨシノの寿命は60年。デジタルデータの寿命は・・・?

 ところで、ソメイヨシノが寿命を迎え「各地の名所の木が枯死していったらとてもさみしいことだ」というような話を聞くが、それはどうだろうか。新しいソメイヨシノの苗木を植えればそれでいいんじゃないの?(ソメイヨシノじゃなくてもいいけど)。計画的に植え替えていけば、なんの問題もないと思うのだが。樹齢300年とか1000年とかの、神様が宿ったかのような古木が枯れるのとはわけが違う、と言ったらドライすぎるのだろうか。
by hiroafukasawa | 2008-04-09 13:35 | 雑記帳 | Comments(0)
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