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あの出版社のヒット作 2
 しつこいようだが、あの出版社のヒット作の話。記事を投稿したあと、やはり気になったので、世間の評判を聞いてみようとあのタイトルで検索してみた。結構な数がヒットしたが、検索結果画面にキーワードの前後の文章が表示されるのでそれを眺めていくと、なにやらすこぶる評判がいい。批評らしい文章が、とりあえず見つからない。そこで、「タイトル」と「三人称」で検索してみた。一人称と三人称がごちゃ混ぜで書かれている点を指摘するHPやブログがかなりの数ヒットすると踏んだが、はっきりとそれを批判する文章は、あるにはあるのだが、全体の数から比べれば非常に少なかった。
 ということは、みなさん、あの文章に違和感を感じてないということなのだろうか。
 この「8雲」という本は、文○社の広告塔の役割を持っていると考える。この小説を読んで、「私も作品を作って、この作者のようになりたい」と思っている若者は数多いと思う。そういう物書きの卵たちがこの「8雲」をお手本にして、こぞって文○社に原稿を送り、つぎつぎと出版されていき、一つながりの文章の中で三人称と一人称が混在するような文が世の中に溢れていったらと想像すると、ちょっと怖い。いつしか、それが「当たり前」になっていったりはしないだろうか。
 もはや、「8雲」の内容がどうこうではなくて、日本人としての日本語の感覚の問題がそこにあるという気がしてきた。
 そういえば、新風舎や文○社の問題で、「出版界全体のレベルが下がっていくことを危惧する」と訴えていたホームページが少なからずあったな。なるほど、と実感する。
by hiroafukasawa | 2008-03-24 19:39 | 雑記帳 | Comments(0)
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