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コンタクトレンズ無料交換
 去年のことだが、私が使っているコンタクトレンズの会社から「商品交換のご案内」とかいう通知が届いた。レンズの成分のうち、表示しているだけの量が入っていない成分があったので無料で新品と交換するというのだ。当時、「このレンズもそろそろ寿命かな、でもレンズ高いからなぁ」と買い換えに二の足を踏んでいた私にとっては、渡りに船。さっそく購入した眼鏡店へ。
 手続きをして、「交換用のレンズのために視力検査をしますか」と勧められた。検査料もメーカーの負担だという。けれど私は、古いレンズの度がピッタリだったのと、めんどくさいのも手伝って「今のと同じ度でいいです」と検査を断った。
 新しいレンズは、新製品でそれまで私が使っていたのよりグレードが高いという。ところが、装着すると度が合わない。遠くがぼやけるのだ。一旦帰りかけたが、外に出る階段でUターン。お店の担当者を捕まえて、「度が合わないですけど」と訴えた。
 調べてもらうと、確かに度は同じだという。「視力検査をお願いします」といわれたので、眼鏡店に併設されている眼科医院へ。お医者さんは「眼自体に異常はありません」という。こんなところで病気が見つかったら、こっちもショックだ。視力が落ちたのか、新しいレンズが不良品なのか。視力検査を担当してくれた若い技師さんは、「レンズは、眼に馴染むまでちゃんとした視力が出ないことがある」みたいなこと言いつつ、検査を繰り返した。結局、レンズが正しくて私の目が悪くなっていた。じゃ、なんで同じ度の古いレンズではよく見えていたんだ。私が納得のいかない顔をしていたからか、若い技師さんはぼそぼそと語り始めた。「コンタクトレンズは、形が平たくなると度が強くなる」「レンズも古くなると若干、平たくなることがある」。つまり、私の目が悪くなるのと、レンズが変形するのがちょうど釣り合って、うまい具合に矯正され続けてきたということらしい。最後に彼が言うには「リコールの対象となった成分というのは、形状をキープするための成分なんです」。
 なるほど、それで納得。
 ということは、視力が落ちて買い換えなければならないユーザーがいても、レンズの成分が足りなかったおかげで買い換えなくてすんでしまう、本来見込まれる売り上げが減ってしまう。それで交換に踏み切ったのか・・・、と勘ぐってみたが、無料で新品にするというリスクの方が計り知れない。これは邪推というものだ。でも、次に買い換えるとき、「同じレンズで」と頼むと、グレードの高い商品になってしまうわけだ。「そりゃ酸素透過性の高いレンズの方が眼には楽だし、いまさらグレードダウンできないな」みたいな選択をするユーザーがいれば、ちょっとだけ利益が望めるかもね。
 私は単純に「ラッキー」と喜んでますけど。
by hiroafukasawa | 2008-03-14 11:16 | 雑記帳 | Comments(0)
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