らくがき
 藤原宮や平城宮で出土した、1300年くらい前の木簡の中には、役人たちの落書きが残っているそうだ。(例えばこんなサイトを参照)。木簡の切れ端に上司とか同僚の顔を描いたりしていて、これが妙にいい感じだったりする。

 子供の頃はマンガを書くのが趣味で、絵の勉強を始めたのも、マンガが上手に描けるようにとの思いからだった。高校生になって油絵を描き始めて、油絵の方が面白くなって、まあ、現実問題として漫画家になるなんて夢を追っていてもしょうがないと思ってきて、それでも油絵は描き続けて40年になった。
 近年、作品を描くに当たって、自分の中に何があるのかと探索するに、若い頃に嬉々としてマンガを描いていた事実を掘り起こし、油絵とマンガの融合というか、油絵にマンガの手法を取り入れるなどしてきた。そうすることで肩の力を抜いて描くことが少しずつ出来てきた気がするが、さらに「マンガもいいけど、いっそ、落書きでいいよね」みたいな気になってきた。

 ずっと、上手いとかキレイとかより、面白い絵を作ろうとしてきた。私が面白いと思うものを、他の人が面白いと思ってくれるかどうかは分からないけれど、まず自分が面白いと思えるものを作れるというのが美術の醍醐味なので、画業(?)50年に向けて、少しずつ進んでいこうと思う。



 


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by hiroafukasawa | 2018-04-23 16:00 | 雑記帳 | Comments(0)
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