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 昔から、油絵は厚塗りが好きで、まず形を描いておくけどそのあと絵の具を無計画に塗っておいて、もう一度形を作っていくというやり方をしていた。最近は、下絵も描かずいろいろな色を塗っていって、その上に形を作っていって、「あ、きれいだな」と思ったところはそのままとっておくことが多い。この月も、でたらめに塗っておいた色の面の中に月の形を作ったところ、面白いのでそのままにして描き進めている。
 こういうやり方だと、自分ではまずやらないような配色や形が生まれてくるので面白い。人物の顔なら、目があって鼻があって口がある。それをそぎ落としてくと、鼻筋だけ、とかになる。だけど、その鼻筋も、自分の好きな曲線というものがある。それさえも成り行きに任せると、鼻らしく見えなくなるけど、「まあ面白いからいいか」、ということでそのままにしてしまう。当然、面白くなければ筆を入れる。
 ここでポイントなのは、自分で「まあ面白いからいいか」と思えるかどうかということなんだろうと思う。もう一つ、自分が「面白い」と思ったことが、見る人にも伝わるかどうか、ということもある。
 まあ、この絵についていえば、この月以外はなかなか面白いところが出てこなくて、 ちょっと苦戦している。
by hiroafukasawa | 2013-12-16 13:09 | 制作 | Comments(0)
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