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平面化 3
 平面化の何がいいかってことをいろいろ上げてみるよりも、私がなぜ平面化された絵を描いているかを上げた方が分かりやすくて誤解がないかも。私基準だから。
 高校生のときに油絵を始めて、当時は写生画を描いていた。大学に入り、先生に指導されたり、近代絵画や当時活躍していた画家の絵を見るにつれ、見えた通りに描くことが退屈になってきた。「絵に現実世界を切り取る」という仕事は私には向いてなかった。「画面の中に世界を作る」ことの方がおもしろかった。先生にブラックの画集を借りたりしたなあ。視点の移動やデフォルメ、脱固有色、抽象化などなど。そして、平面化と「バルールを合わせる」ことを覚えていった。ずいぶん時間がかかったけど。
 なんて書くと、私の絵がまるで完成されたもののように聞こえるけれど、実は平面化も中間地点のひとつに過ぎなかった。描きたいものを描きたいように描くといっても、人に見せるものなので、独りよがりではいけない。静物や女性像を描いても、「それがなんだ?」ということに気付く。どう描くかではなく、何を描くかが重要になってくる。

 そんなことで、この話はとりあえずお仕舞いかな。
by hiroafukasawa | 2013-08-05 18:41 | バルール | Comments(0)
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