普段、きっちりと構図を決めたデッサンをしないので使わないのだが、水彩画教室をやるに当たって、「こういう便利なものがあるよ」ということで「デスケル」を手作りした。
iPhoneで撮影。 デスケルというのは商品名だと思うんだが、つまり、よく絵を描く人がやる両手の親指と人差し指で構図を決める、あの手の役割をするもので、しかも画面を16分割する糸が張ってあるのでデッサンもやりやすい。これは、厚い方眼紙(昔、グラフィックデザイナーが使っていたレイアウト用紙)と黒い糸を使って作った。 生徒さんの一人は、市販されているアクリル板のちゃんとしたやつを持って来ていたが、使い方がイマイチ分かっていなくて、「この透明の部分を画用紙だと思って覗いてみるんですよ」と教えると、「なるほど〜」と感心していた。 まあ、こういう便利なものがあるのだから、使って損はない(昨日と同じ終わり方・・・)。 追記 デスケルの使い方を知りたくてこのページに辿り着いた人のために、簡単に説明しよう。 よく、美大受験生が石こうデッサンの時に使うんだが、風景でも静物でも何でもいい。要は自分の顔の前に垂直に立ててかざし、手を前後させたりして、枠の中で構図を決める。もちろん縦でも横でもいい。つまりは、この枠の中に切り取られた風景を、画用紙(キャンバス)に写すために使うわけだ。 しかも16分割する線(糸)が目安になって、写しやすい。ただし、枠の縦横の比と、画用紙の縦横の比が同じじゃないとならない。だから、市販のデスケルはF6用とかF8用とかがあるらしい。たとえ縦横の比が合ってなくても、中心と、中心を通る縦線と横線はどんなサイズでも同じなので、使えなくはない。 自作するなら、自分が使うスケッチブックの縦横を計って、同じ比率の四角(相似形)を欠いて切り抜けばいい。
by hiroafukasawa
| 2010-03-17 18:48
| 雑記帳
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