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現実とは何か?
 日本人は緑という色に敏感で、たくさんの緑色を識別できる、というようなことを以前聞いたことがある。黄色っぽい緑から青っぽい緑まで、明るい緑から暗い緑まで。
 これは黄色じゃないか? これはどっちかと言えば黒だろう? みたいな微妙な話もあるだろうが、普通の緑を「これは緑だ」と決めるのは誰が決めるんだろう。
 「目で見る」というが、実際には目は光の情報が素通りするだけで、「緑だ」と判断するのは脳だ。それぞれの人のそれぞれの脳が「緑だ」と認識するのだが、その緑が全員同じ緑なのだろうか。
 色覚に障害があって、目が正しく光の情報を伝えられずに緑が茶色に見える人には、緑かどうかわからない。たまたま多くの人が健常者と呼ばれ、緑を緑と認識できるのだが、みんながみんな緑と赤が茶色に見えたら、この現実はわれわれが見ている現実とは違うものになってしまうのではないか。

 人間は五感で現実を受け止めているが、それはそれぞれの脳が判断しているあやふやなもののような気がする。
 世界中に人間が5人しかいなくて、それが盲目の人、聴覚障害の人、味覚障害の人、そして例えば鼻が犬のように敏感に効く人、皮膚の痛点が何倍も敏感で、風が吹いても痛いと感じる人、だったら、そこにある現実とは一つのものだと言い切れるだろうか。
by hiroafukasawa | 2009-10-07 19:07 | 雑記帳 | Comments(0)
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