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CDジャケット
 金曜日は、またまた飲み会だった。今ひとつ盛り上がらなかったが、それなりに情報交換ぐらいはできただろう。二次会は萄p'e溜。ギネスとスコッチを2杯。なんだか珍しいスコッチを出してもらったが、忘れてしまった。



 「将来はグラフィックデザイナーになりたい」というある女子高生。「CDジャケットをデザインすること」が夢だそうだ。
 一般的に、グラフィックデザインのイメージってそんな感じなのだろうか。つまり、CDジャケットや銀座とか六本木に張り出されたポスターとか、そういうイメージを伝えるグラフィックを作る仕事だと。ま、間違いではないけれど、実際にそんな仕事をするのは一握りだと思うんだよな。たいていの人は、グラフィックデザイナーと肩書きはいけてるけど、安売り電気店や中古車屋のチラシを作ったりしてるわけで、手間ばっかりかかってもうけが少ないような仕事ばかりだ。イメージを伝えるグラフィック部分は、素材集の写真だったりイラストだったり、手のかからない“できあい”のものを使う。
 もっと言うと、今はデザインの世界も分業化が進んでいるので、CDジャケットやポスターのイメージ部分ならカメラマンやイラストレーターに発注するだろう。デザイナーの仕事は、そのイメージを使っていかにうまくまとめるか、というところだ。あるいは、もっとプロデューサー的な立場に立って、ミュージシャンやクライアントの意向をくんで、自らイメージをふくらましたり固めたりしてカメラマンやイラストレーターに発注する。これはこれでやりがいがあるかも。
 女子高生の夢を壊すような、あるいは揚げ足を取るような話で恐縮だが、どっちにしてもグラフィックデザインというのはイメージ部分を作るだけが仕事ではない。より効果的にクライアントの意向を消費者に伝えるのために「ああでもない、こうでもない」と考えるのが仕事だ。その“手段”の選択肢としてイラストや写真や、時には美術作品があるわけだ。もっと端的に言うと、グラフィックデザインはアートではない、ということだ。
by hiroafukasawa | 2009-07-20 20:38 | デザイン
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