エンブレム
 たまには更新しないと。

 例の、東京五輪のエンブレム。パクリだとか仕方ないとか、こっちも白紙に戻せとか、いろいろ言われているけど、こちとら田舎の商業グラフィックデザイナーとしては、正直「どうでもいい」かな。今、お盆前で、いろいろ忙しいし。
 そうは言っても、何も思うところがない訳じゃない。

 最初に見たとき、なんかチープだな、と思った。そして、なんか古くさいかな、とも思った。

 昔、コピー機もない時代、ロゴやマークをどうやって複製していたかというと、全体の比率はこうで、この幅は全体の何%で、ここのアールは、この中心から半径がこのくらいで、と細かく指定がしてあって、それに沿って描けば同じ物ができるはず、という感じだった。製図の知識と技術が必要だった。
 今、デジタル時代で、ちゃんとしたデータを手に入れられれば、寸分違わぬロゴを使うことができるし、そんな「製図調」のデザインじゃなくても構わない。それなのにあのデザインは、ガッチガチの製図調で、昭和のにおいがする。
 しかも、四角と大きな円でアルファベットのTを作るなんて発想が、どこにでも転がっていそうなチープさを感じさせる。似たようなデザインがあっても、全然おかしくない。

 かといって、白紙に戻して一から作りなさなければいけない、というのもどうだろう。チープというのは、ある意味普遍性があるということで、言い換えれば「世界中に受け入れやすい」と言えるんじゃないか。
 まあね、世界中を探せば、どんなデザインしたって似たようなものはあるだろうし、「他に類を見ないない斬新なデザイン」なんて、今の時代、実際には作るのは無理だと思う。

 個人的には、もっと日本テイストでよかったんじゃないかと思う。サクラの花を筆(のタッチ)で描くとか。デジタル時代だからね、製図で書けないデザインだってOKなんだから。
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# by hiroafukasawa | 2015-08-05 13:02 | 雑記帳 | Comments(0)
山梨の公募展
 先日、山梨美術協会展を観てきました。今年で78回目。
 山梨県内には、代表的な公募展が4つか5つある。で、そのほとんどが、絵画を油彩、水彩、日本画、版画に分けて作品を募集している。随分長く、このやり方を続けているようで、伝統といえば聞こえはいいけれど、果たして現代の絵画事情にあっているのだろうかと疑問になる。つまり、同じ絵画なんだから、同じ土俵で審査すべきではないか、ということ。ただ、版画は、技法が多岐わたることや、大きな作品をつくるのが難しいこと(油彩や水彩は100号制限)を考えると、版画に詳しい審査員を集めて別に審査してもいいと思う。
 だけど、ほかの油彩、水彩、日本画はどうなの? アクリルやミクストディアをどう扱うの? 絵の具や支持体で絵をジャンル分けすることに、何の意味があるの?
 あと、会員も、油彩の会員とか水彩の会員とか各ジャンルで分けられている。水彩の会員は、油絵を出品してはいけないようだ。つまり、水彩で出品して審査を受け、賞を取って会員になったら、その人はいつまでも公募出品時の水彩にしばられる。油絵に転向したくなったらどうするんだろう? ヒラ出品からやり直すんだろうかI?

 でもね、山梨の出品者の油彩と水彩と日本画を見比べるとわかるけど、これを一つの土俵で審査したら、大変なことになるね。
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# by hiroafukasawa | 2015-07-08 17:14 | 雑記帳 | Comments(0)
絵画の最先端って?
 絵画の最先端って、何だろう? ネットで検索すると、「最先端技術を使った絵画(の解説)」がヒットするけど、そういうものが知りたいんじゃなくて、絵画の進化の頂点が知りたい。私のつたない知識でいうと、コンセプトアートみたいなものとか、マンガやアニメなどのサブカルチャーを吸収したもの、現代美術の範疇で扱われる平面作品など・・・。だけど、一方はコンセプトを説明しないとただの抽象画だし、一方はポップアートとどう区別されるんだ、という話になってしまう。

 美術史をしっかり勉強したわけではないので、おおざっぱな流れしか分からないけど、絵画の変遷がそのまま絵画の進化に思えていて、それは絵画作家個人の作風の進化にも当てはまる気がする。初心者の頃、「作品を作ろう」という意識もなしに、ただ絵を描くことを楽しんだ素朴な絵に始まり、遠近法だのを知って目で見たとおりに描くことを覚え、さらにそれを一旦否定して、作家の感性や印象を前面に押し出した絵になり、それを突き詰めていくと抽象画に辿り着く。
 いや、全ての画家が抽象画に行き着くわけでなく、印象派だったり、シュールだったり、フォーブだったり、スーパーリアリズムだったり、それぞれの画家が選んだ道を深く突き詰めていくわけで、だから現代の絵画は百花繚乱状態になっている。
 それはそれで何の問題もない。ただ、抽象画の先は何かな? と素朴な疑問が浮かんだだけ。やっぱり非対象抽象が最終形態なのかな? とりあえず。わかんないけど。

 書で例えると、わかりやすいかな。最初はお手本をよく見て書く「習字」。「お手本」というのは絵でいうところの「実物」。でも、「書家」とはいうけど「習字家」とはいわないので、習字から書に進化しなければならない。書家の作品にはその書家ならではのオリジナリティや思想とか想いとかが乗っている。でもその作品はあくまでも文字であって、「これはこういう字だよ」と言われれば、なるほどそういう字に見えるレベル。そこも突き抜けてしまうと、もう字でも何でもない、墨と筆による一発勝負の気合いのこもった「表現」になる。そこには具体的な形はなく、見る側の感性に委ねられる。もはや抽象画だ。

 で、何が言いたいかというと、いろいろな展覧会で絵を見て「古くさい絵だなあ」と感じてしまう作品は、たいてい絵画制作のスタンスが印象派以前で止まっている(立ち止まっている)なあ、ということを改めて思った、ということと、一方で、多少バルールに怪しいところがあっても、抽象画の方が新鮮に映るんだな、ということ。
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# by hiroafukasawa | 2015-06-22 17:40 | 雑記帳 | Comments(0)
第25回スクエア展終了
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 6月14日(日)まで山梨県立美術館県民ギャラリー開かれていた「第25回スクエア展」は盛況の内に終了いたしました。会期中、ご来場をいただきました皆様に御礼申し上げます。

 今回の展覧会には、F130号2枚を展示しました(上の写真の左から2枚目と3枚目)。事前にメンバー2人が出品できないことが分かっていたので、予備にF50号を持って行きましたが、展示スペースが一杯になったので持ち帰りました。

 県民ギャラリーはA室とB室が繋がっていて、我々はB室を使用してるのですが、今年はA室も(写真や能面ではなく)絵画中心の展示だったため、相乗効果で来場者が例年の1.5倍くらい増えました。

 さて、今回、私は展覧会期前、仕事が忙しくて、このブログやtwitterに十分な告知をすることができませんでした。しかも、初日(火曜日)、展示が終わった後もすぐに打ち合わせがあったりして、会場の写真も撮れず、気がついたら土、日曜日の残り2日間になっていました。

 まあ、それでも来場者が多かったんで、結果オーライということにします。 
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# by hiroafukasawa | 2015-06-15 16:27 | 雑記帳 | Comments(1)
第25回スクエア展
私たちのグループ展が昨日から始まりました。

「第25回スクエア展-併設・榎並和春個展-」
6月9日(火)から14日(日)まで甲府市貢川・山梨県立美術館県民ギャラリーB。出品メンバーは、浅川徹、榎並和春、伊藤仁、小林宏、志村さとみ、西沢武徳、保坂公久、深沢弘昭。

お近くにお越しの際は、お立ち寄りください。
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# by hiroafukasawa | 2015-06-10 11:05 | 展覧会情報 | Comments(2)
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描きかけ、というか、描き殴った感じ。でも、こんな目の表現も面白いかな、と。




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# by hiroafukasawa | 2015-05-25 22:08 | 制作 | Comments(0)
日本あげ
 今日は休日出勤です。
 それと、今年も国画展に入選しました。8年連続かな。
 
展覧会に大きな絵を出品してしまうと、ちょっとだけ制作を中断して、毎晩テレビを見て過ごしてしまう。
 最近は、なんか、外国人の目で見た日本のすごいところ、とか、外国にいるすごい日本人、とか、日本あげの番組が増えてますね。
 なんでこんな風潮なのかと思ったら、どうも、日本に来た外国人が、自分の視点と自分の言葉で日本の風景や料理、日本人とのふれあい、文化などを動画に撮って、動画サイトに投稿し、それが話題になっているみたいですね。その動画を見た世界中の人が「日本に行きたい」と感想を書き込んでいて、それに呼応したテレビ番組が増え、「日本と日本人って、自分で思っているよりすごいんじゃね?」と新鮮な驚きを得た視聴者に支持されている、そんな流れみたいです。
 アニメやマンガなどのオタク文化がフランスを席巻したように、イギリスにもクールジャパンが広がっているそうです。まあ、私が行って見てきた訳じゃないので、よくわかりませんが、日本人はもっと胸を張っていいと思いますね。
 ただ、テレビ番組の方は、行き過ぎて日本あげ一色になると、飽きが来てすぐ見向きもされなくなるでしょうけどね。
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# by hiroafukasawa | 2015-04-29 15:19 | 雑記帳 | Comments(0)
AIIB
アジアインフラ投資銀行(AIIB)のニュースって、おもしろいね。日本のマスコミはこぞって、「参加すべき」とか「乗り遅れるな」という論調だけど、ネットでは「様子見が正解」と、政府の方針を支持する意見が多いようだ。私は、経済とか、よくわからないけど、ちょっと調べればこの銀行の胡散臭さが匂ってくる。政府には、これまで通り、慎重に対応してもらいたいね。しかし、日本のマスコミって、どうしちゃったんだろうね。「政府と反対のことを言えば、それが正義」とか思ってるんだろうか。
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# by hiroafukasawa | 2015-04-20 16:40 | 雑記帳 | Comments(0)
3月2晩
 3月は、珍しく、月に2度も飲みに行ってしまった。
 以前は、飲みに出かければひたすら飲みまくる、吐くまで飲む飲み方だったのだが、飲んべえの諸先輩方から、「最後に何か腹に入れた方が、翌日楽だよ」と言われ、私も年を取ってきたので、それに従うことにした。いわゆる「締め」だ。
 で、3月中旬、飲みに出かけて、いつものように一人でいつものバーへ行く。「締めの一杯を」という話になり、マスターが「それなら台湾の女性がやっているいいお店がある」と紹介してくれたので、韓国ならどうか知らないが台湾ならばと行ってみた。
 すでにだいぶ深い時間で、店に入ると客は私だけ。「深夜2時くらいまでやっている」ということだが、まあ時間も時間、静かな店内で生ビールを一杯。聞けば、台湾ではなく、出身は中国の雲南省だという。壁に「カレーうどん」と品書きがあったので、注文した。台湾料理でも、中華でもなくカレーうどんなのだ。妙に辛かった。
 さて、3月下旬、また飲みに出かけ、同じパターンでまた同じその店に。今回は時間が浅かったせいか、店はお客で一杯。私の後に入ってきた3人組でカウンターまで埋まった。
 その3人組が、まあうるさい。20代後半と思しき女性は、どこの誰としゃぺってんだ、というぐらい声がでかい。さほど酔ってないようなので、たぶん地声だろう。お馬鹿な会話が店内に響き渡るのだ。そして連れの男2人。どこで覚えたのか、中国語で卑猥な言葉を連呼する(なぜ卑猥な言葉とわかったかというと、大きな声で「これは日本語で○○という意味なんだ」と一人がもう一人に教えていたから)。しつこいほど連呼する。お店の中国女性は当然無視。そんなものはいちいち相手にしないのだ。
 声がでかくて下品、そんな客が隣に座っている。久しぶりに「早くこの店を出たい」と思った。おいしい餃子をいただき、早々に店をあとにした。
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# by hiroafukasawa | 2015-04-08 15:47 | 雑記帳 | Comments(0)
七つの顔
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「七つの顔」 P30 油彩(2013年)

 以前にも紹介したことがあったかな? 昨年のおいでやギャラリーの個展に展示した作品。下塗りの段階で、でたらめに塗っていたら顔に見えてきたという絵。F130号の「七つの怒れる顔」の原型。
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# by hiroafukasawa | 2015-03-11 12:44 | 作品 | Comments(0)