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NYの美術作家
 昨日の夜は会社の同僚と、その同僚と(なぜか)親しいニューヨークで活躍している美術作家のSさんと3人で、「あまんじゃく」というお店で飲み会だった。私はSさんのことは知っていて画集も持っているのだが、Sさんは私のことなんか知らない。SさんはNYと東京に家があって実家が甲府にある。その実家と同僚の家が近所というだけで親しくさせてもらっているらしい。Sさんに飲み会に誘われた同僚が、「二人じゃなんだから」といって私を誘ってくれたというわけだ。Sさんという人はとてもフレンドリーで、自分の活躍を鼻にかけるところもなく、いい意味で「近所のおじさん」といった感じ。楽しいお酒だった。ただし、Sさん自身は下戸だという。私たちがビールを3本、焼酎を1本飲み干す間、ずっとお茶を飲んでいた。
 同僚が私に「教員免許を持っているなら、高校の先生になればよかったのに」というので「描くのと教えるのは違う。教えるのはむずかしい」と返した。するとSさんは「教えるのなんか簡単だよ。特に油絵が簡単。まず描きたい絵をイメージさせる。そのイメージ通りに描けるように筆を選んでやる。絵の具は欲しい色のチューブを買ってこさせる。そして自由に描かせる。少しアドバイスしつつ、週に1回の授業で、2週目には素晴らしい絵が完成する」(要約)という。
 そのまま日本の学校教育に当てはめることが出来るかどうかわからないが、とてもおもしろい手法なので自分の子どもに油絵を教えるときに使ってみようと思った。

 お開きになって、私は一人、いつもの萄pe'溜に。キリンの「富士山麓」というシングルモルトとグレンフェデリックの18年をいただいた。0時を過ぎて21日になったところで、女性のお客さんがケーキにろうそくの火をともして登場。マスターの誕生日だという。サプライズだ。
by hiroafukasawa | 2008-08-21 19:49 | 雑記帳
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