近代絵画
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 大学時代の先生が、油絵を指導して下さるとき、私の作品に筆を入れながら「近代絵画はこういう風に描くものだ」というようなことを口にしていた。
 それ以来、自分は「近代絵画」を描いてると思ってきた。でも、その意味の中にはいわゆる「近代」という時代区分はなく、現代の画家が描く絵だがインスタレーションなどの「現代美術」に対して便宜的に「近代」と名づけたものだと思ってきた。
 では、実際に「近代絵画」とは何かと調べてみると、これまたいろいろと解釈の違いがあって話がややこしい。
 なので個人的に、セザンヌ先生以降の絵画が近代絵画だ、ということに決めてしまおう。そうすると大体「20世紀美術」と呼ばれる範囲が近代美術になってくる。フォーヴィスム、表現主義、キュビスム、抽象表現などの自由な表現で画家が個性を発揮した時代と、以降現代につづく平面化された絵画表現だ。
 個人的には、高校生までに遠近法を習って描けるようになったし、高校時代と大学の始めの方で印象派っぽいことはやったし、大学後半はキュービックなことをやったし、だいたい歴史の流れの通りに進んできた。社会人になってから、進歩のスピードがガクッと遅くなったが、それでもその辺の写生愛好家よりは面白い絵が描けるようになってきた思っている。
 ただ、その写生愛好家のみなさんに、こちらの言う「近代絵画」が理解されてないようで、そこに歯がゆさを感じてしまう。
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by hiroafukasawa | 2014-04-02 13:53 | 雑記帳 | Comments(0)
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