ポーズ集
 ある人が「手を描くのが苦手なんで、手のポーズ集で練習したい」というので、ネットを使って「手 モデル ポーズ」というキーワードで検索してみた。結果、とりあえず使えそうなのが2冊ヒットしたのだけれど、手の写真に添えられた「描いた場合の例」がデッサンではなくマンガだった。
 まあ、それはそれでいいんだけど、検索して引っ掛かった中には、裸婦のポーズ集もあって、その中にちょっと違和感のあるポーズ集があった。裸婦なんだけど、両手で胸を隠しカメラ目線で微笑んでいる。美術作家として興味を覚えたので調べてみると、そんなシリーズが何冊が出ている。美術作家としてその中の1冊を見てみると、前文に「可愛いけどドジなOLの一日をストーリー仕立てにしたポーズ集」とかなんとか書いてある。「これはアレだなあ」と思いつつ、美術作家として目次を見てみると、写真がダイジェストで添えられていて、下着姿、入浴シーン、オフィスではミニスカート、果ては「密会」なんてシーンもある。
 美術作家としては、当然中身が気になるので、「中身拝見」をクリック。期待に違わぬ画像が目白押しだった。「ポーズ集という名のエ○本じゃねえか」。
 いや、よく考えてみると、今やポーズ集は絵描きのためじゃなく、マンガ家のためにあるのかも知れない。手のポーズ集もそうだった。美術作家の目で見るとエ○本かもしれないが、エ○マンガ家にしたら、いい資料集かもしれない。このシリーズを買っておけば、描きたいポーズを探して何冊もエ○本を買い集めなくてすむからね。(そうはいっても、絵を描く以外に利用している殿方も多いとは思うが。)
 そう思えば、こんなポーズ集でもちゃんと需要と供給が成立しているわけだな。
 で、もう少し考えてみると、こんな行き過ぎたセクシーポーズを使って、あえて美術作品を作るというのもありと言えばありだし、現にそんな絵を描いてる現代美術の画家もいる。
 私としては、美術作家として一通り見てみたい気もするが、作品にはしないだろうな。
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by hiroafukasawa | 2013-10-30 13:44 | 雑記帳 | Comments(0)
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