写生以上
 なんて言うんだろう、ちょっと言葉が出てこないんだけど、グループでモデルを呼んでそれぞれが水彩や油彩で作品を描くという会、クロッキーじゃなくてデッサンでもなくて、講師がいないから講習会でもなくて、まあ、そういう会があるわけですよ。「モデル写生会」ですかね。
 そういう集まりにいくと、2通りの人がいることに気がつく。1つは、見て描くことを訓練しているような人たち。もう1つは、そのモデルで発表するための作品を仕上げようとしている人たち。前者は別に問題ないんだけど、後者の中には自分の絵に対して「何か物足りない」と思っている人がいる。人物を先に描いて、「さて、背景をどうしようかしら」という人もいる。
 それはたぶん「モデルを画面に写す」ということばかりに気がいっていて、画面全体を視野に入れて「絵を作る」という意識が足りないんだと思う。そこはどういう場所で、モデルはどういう状況にいるのか、というような設定をはじめに決めて描き出せば、人物とバックは同時進行されるはず。そのためには自分が何を描きたいかを先に考えなければならない。もっと言えば、大人数でやるモデルの写生会で、写生以上の作品を作ろうというが極めて難しい話だ。
 そんな風に思うんだが、それを口に出して言えない大人の事情があって、ジレンマを感じている。
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by hiroafukasawa | 2013-10-18 17:43 | 雑記帳 | Comments(0)
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