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デマンド・バス
 実家の母が、市のデマンドバスを利用しているという。デマンドバスというのは、利用者がバスを指定の停留所に呼びつけて利用するバスのことらしい。「停留所」という呼び方はちょっと違うかも知れないが、「どこそこの何番にお願い」と依頼すると、バスの到着時間を教えてくれる。それがたいてい2時間後くらいなんだそうだ。「2時間も待つなんて」と驚いていると、「行き先も、予約で指定した場所にしか行ってくれない」という。
 つまり、バスでありながら、指定のバス停に2時間かけて到着し、たった1人を乗せて目的地だけに運び、次の利用者が待つバス停に向かうわけだ。「それって、タクシーよりダメじゃん」と言いたいところだが、たまには10人とか大人数を一度に運ぶこともあるのだろう。それにしても、そのやり方では効率悪くてしょうがないんじゃないか。もっと、コンピュータで管理して、相乗りできるようにした方がいいんじゃないか。まあ、普通の人ならそう思うだろう。
 だけど、母の話では、路線バスのように市内をただ巡回しているよりも、デマンドにした方が利用者が増えているのだそうだ。予約するわけだから、確実に利用してもらえる。だけど利用者の数がもともと少ないから、うまく同じ方向に相乗りできる可能性が低い。だから仕方なくお客1人を運んで回る。
 なんかスッキリしないけど、市の取り組みとして評価すべきなんだろうな。1回300円だし。
 
by hiroafukasawa | 2013-03-11 16:26 | 雑記帳
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