日本語として
 今日、SPAMメールの中に、「私の父が放っておけない性質なので・・・」とかいうタイトルが付いたのがあって、「性質じゃなくて性格だろ!」と突っ込んで削除した。
 もう流れていないかも知れないけど、iPhone4sのテレビコマーシャルの中で「目を奪うほどの・・・」と、その画像の美しさをPRしていたが、これも聞いていてどうも違和感がある。「目を奪われる」というのが成句(慣用句)で、「目を奪う」という表現はそもそも日本語にはないと思う。「万事休す」と使うが、「万事休した」とは言わないのと同じだ。「目を奪われるほどの美しい画像・・・」が正しいと思われる。
 なのに、あれほど堂々とテレビで流れてしまったり、新聞記事で「万事休した」と表現したり、そんなこんなでこういう表現が市民権を得てしまい、いずれ辞書に「本来の使い方ではないが」みたいな注釈付で載ったりして、だんだん一般化していくんだろうな。目くじら立てる訳じゃない。たいへん保守的なのかも知れないが、日本語に対する感覚、この違和感は、自分の中では大切なものとしておきたい。
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by hiroafukasawa | 2012-03-27 12:53 | 雑記帳 | Comments(0)
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